| ◆大手生保、土曜の営業活動が着実に広がる[2011年] |
大手生保の土曜日の営業活動が着実に広がっていることが分かった。本紙では、日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命、朝日生命、太陽生命に取材。同活動に取り組んでいる各社では、平日のみの活動と比べて契約率も確実にアップしている。今後に向けても、「顧客接点の拡大策として、さらなる拡大展開を予定」(日生)、「お客さま満足度向上の観点から、営業職員がより柔軟な活動を行えるよう対応を検討していく」(第一)、「平日の面談が困難なお客さまへの定期的なアフターサービス活動を実施するため、今後拡大していく予定」(明治安田)、「引き続き、土曜日活動を推進して定着化を図っていく」(住友)、「労務管理面の調整を行いながら、お客さまの利便性と営業効率の観点から、引続き検討課題としていく」(朝日)と前向きだ。
土曜日の営業活動は現在、希望する営業職員を対象に、日生、第一、明治安田、住友、朝日が全国で実施しており、土曜出勤した場合は振替休日を取得できる。週末の活動を“土曜日のみ”としているのは3社で、そのうち、日生は2009年10月、住友は10年1月から本格展開。明治安田は10年4月から全国165拠点で実施しており、同拠点では原則月3回以上土曜日訪問活動を行っている。住友では、翌週の平日に振替休日を取得する仕組みだ。
第一は、「顧客の要望により休日出勤が可能」で、土曜・日曜・祝日も対象。太陽では、「土曜日・日曜日の営業活動は、会社としては制度化していないが顧客からの要望があった場合には個別に対応している」という。
朝日では、「休日営業制度」を導入しており、制度を選択した営業所では、毎月第2土曜日を通常営業日とし、日曜日・月曜日を営業職員の休日にしている。また、全国の営業店舗を対象に、土曜日の「半日振替休日」制度を導入しており、午前か午後いずれかのアポイントなどにも機動的に対応している。
土曜日の活動について、各社の営業職員からは「アポイントを取りやすく面談確率が格段に上がり、活動が効率的になった」「平日には会えない顧客に会えて有効」「普段よりもゆっくり話す機会ができた」などの声が多数寄せられている。顧客からも「夫婦そろって話を聞くことができる」など好評だという。
「比較的都市部の支社での取り組みが進んでいる」(住友)、「平日に面談率が低い都心部とその周辺地域を中心に活用が進んでいる」(朝日)、「都市部近郊地域を中心に25都道府県で実施」(明治安田)など、都市部で成果が出ていることも分かった。
また、具体的には、「平日と比較して土曜日の営業活動効率が高いことが実証されており(土曜日のコンタクト件数は平日の2倍)、土曜日出勤者の個人能率は土曜日出勤してない者と比較して高い傾向にある」(住友)、「土曜日訪問活動実施拠点の販売件数は、全社平均に比べて増加している。特に、一定数以上の営業所を同拠点に切り替えた支社では、販売件数の伸びが顕著」(明治安田)、「出勤状況と活動成果から休日出勤が一定程度営業効率の向上につながっている」(第一)などの成果が明らかになっている。
今後、土曜日の営業活動は着実に広がると見られ、さらなる動きが注目される。 |
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