MS&ADHD 17年度第2四半期決算、連結経常収益が増加
 MS&ADインシュアランスグループホールディングス(MS&ADHD)が11月17日に発表した2017年度第2四半期決算によると、連結経常収益は前年同期比4.5%増の2兆8898億円で、損保の正味収入保険料は、海外保険子会社で減収となったものの、国内損保の火災保険や自賠責保険などの増収により、同1.3%増収の1兆8641億円となった。生保では、生命保険料は同22.7%減の5111億円で、国内生保会社のグロス収入保険料は、三井住友海上プライマリー生命の変額保険の減収を主因に、同6.2%減の7253億円だった。経常利益は、再保険事業で北米ハリケーン等の自然災害の影響を受けたあいおいニッセイ同和損保と同じく海外保険子会社の減益により、同12.9%減の1315億円、中間純利益も、同23%減益の757億円となった。

 国内損保事業の主要2社の業績は、保険引受利益は三井住友海上が同68億円増益の487億円、あいおいニッセイ同和損保が同283億円減益の▲15億円で、2社合計は同215億円減益の472億円だった。
 正味収入保険料は、火災保険と自賠責保険の増収を主因に、2社合計で457億円増収の1兆4118億円となった。このうち、三井住友海上は同250億円増収の7816億円、あいおいニッセイ同和損保は同207億円増収の6301億円だった。
 三井住友海上の正味収入保険料を種目別に見ると、火災は同11.7%増の1053億円、傷害は同3.1%増の775億円、自動車は同1.1%増の3345億円、自賠責は同5.7%増の979億円、その他は同2.3%増の1353億円と前年度実績を上回った。海上は同0.8%減の310億円だった。
 正味支払保険金は同48億円減の3814億円。家計地震・自賠責を除いた正味損害率は同1.2ポイント低下し、51.3%、正味事業費率は同0.2ポイント低下の31.6%だった。コンバインド・レシオは同1.4ポイント低下して82.9%となった。
 あいおいニッセイ同和損保の正味収入保険料の種目別では、火災が同21.2%増の909億円、海上が同57.4%増の45億円、自動車が同0.4%増の3470億円、自賠責が同5.4%増の884億円と前年度実績を上回った。傷害は同0.9%減の323億円、その他も同3.6%減の668億円と前年度に比べ減収した。
 正味支払保険金は同108億円減の3048億円。家計地震・自賠責を除く正味損害率は同2.3ポイント低下の50.0%、正味事業費率も同0.4ポイント低下し34.2%。コンバインド・レシオは同2.7ポイント低下の84.2%だった。
 国内損保事業の主要2社の資産運用・その他収支は、有価証券売却益の増加を主因に同324億円増の1066億円となった。三井住友海上は同311億円増の826億円、あいおいニッセイ同和損保は同12億円増の239億円だった。2社合計の経常利益は1538億円で同109億円の増益。このうち、三井住友海上は同380億円増の1313億円、あいおいニッセイ同和損保は同270億円減の224億円だった。2社合計の中間純利益は同97億円増益の1126億円。三井住友海上は同295億円増の988億円、あいおいニッセイ同和損保は同197億円減の137億円だった。ソルベンシー・マージン比率は三井住友海上が前事業年度末比38.4ポイント上昇の696.3%、あいおいニッセイ同和損保が同11.6ポイント低下の840.0%。
 国内生保事業では、三井住友海上あいおい生命は、新契約高(個人合計)が新商品を発売した収入保障保険の大幅な増加を主因に、前年同期比29.8%増の1兆4144億円となったが、新契約年換算保険料は同13.8%減の199億円、このうち第三分野は同10.9%減の68億円と前年度実績を下回った。保有契約高(個人合計)は同1.5%増の23兆5726億円。保有契約年換算保険料は同1.5%増の4072億円で、このうち第三分野は同4.7%増の926億円だった。
 保険料(グロス収入保険料)は同3.0%増の2427億円。経常利益は同1.3%増の88億円、中間純利益は同2.4%減益の41億円となった。基礎利益は同22.0%減益の78億円だった。
 三井住友海上プライマリー生命の新契約高(個人合計)は同7.2%減の4831億円、保有契約高(個人合計)は同7.3%増の6兆958億円だった。保険料(グロス収入保険料)は変額保険の減少を主因に同10.3%減収して4826億円。経常利益は同2358.6%増の365億円、中間純利益は同50.2%増益の177億円となった。
 海外保険子会社業績については、正味収入保険料が為替の影響等で同4.6%減収の4307億円となった。中間純利益は、北米ハリケーン等の損害519億円の影響などにより、同512億円減益の▲381億円となった。
 なお、グループ連結で、第2四半期決算に織り込んだ北米ハリケーン等自然災害(ハリケーン・ハービー、イルマ、マリア、メキシコ地震)によるインカードロスは874億円となった。三井住友海上は10億円、あいおいニッセイ同和損保が286億円。海外子会社は577億円で、このうちMS Amlinは572億円だった。