日本生命 18年度第1四半期決算、マスミューチュアル生命連結反映で増益
 日本生命が8月10日に発表した2018年度第1四半期決算によると、連結業績は減収・増益だった。保険料等収入は銀行窓販商品の販売減少等により減少したものの、商品相互供給が奏功したことやマスミューチュアル生命の連結反映等により微減となった。基礎利益は、低金利環境の継続によって利息収入は減少したものの、マスミューチュアル生命の連結反映やMLC Limited(MLC)の増益を主因に増益となった。国内の個人保険・個人年金保険における年換算保険料・件数・保障額等は保険料引き下げによる販売増に加え、日本生命の新商品「だい杖ぶ」の好調な販売等により、新契約業績・保有契約業績共に増加した。

 連結保険料等収入は前年同期比0.5%減の1兆3369億円だった。日本生命は同9.2%減の1兆440億円、三井生命は同31.1%増の1743億円、マスミューチュアル生命は594億円、MLCは同2.1%減の500億円となった。
 基礎利益の合計は同2.7%増の1458億円。日本生命は同2.7%減の1259億円、三井生命は同12.8%減の96億円、マスミューチュアル生命は69億円、MLCは同214.7%増の33億円だった。
 日本生命を除く三井生命、マスミューチュアル生命、海外保険・アセットマネジメント事業子会社等の当期純利益に一部費用の調整等を実施した上で持分比率を乗じた利益総額であるグループ事業純利益の合計値は同8.9%増の131億円となった。
 国内保険成績については、個人保険・個人年金保険の新契約業績が年換算保険料で同17.6%増の993億円、件数が同40.8%増の140万件、保障額等が同17%増の2兆3887億円といずれも前年同期実績を上回った。
 日本生命は年換算保険料が同20.3%減の599億円と前年同期実績を下回ったが、件数が同42%増の134万件、保障額等が同12.3%増の2兆392億円と大幅な伸びを示した。
 三井生命は年換算保険料が同26.9%増の118億円、件数が同10.9%増の6万件、保障額等が同19.2%増の2685億円といずれも2桁の伸びを示した。マスミューチュアル生命は年換算保険料276億円、保障額等809億円だった。
 個人保険・個人年金保険の保有契約業績は国内計で年換算保険料が前年度末比6.2%増の4兆4322億円、件数が同2.5%増の3346万件、保障額等が同1.3%増の184兆1692億円と堅調に推移した。
 日本生命は保障額等が同0.4%減の161兆609億円と微減したものの、年換算保険料が同0.2%増の3兆6720億円、件数が同1.7%増の3058万件と前年度末実績を上回った。三井生命も保障額等が同0.8%減の19兆9851億円と微減したが、年換算保険料が同0.4%増の5086億円、件数が同0.2%増の257万件と前年度末実績を上回った。マスミューチュアル生命は年換算保険料が2515億円、件数が30万件、保障額等が3兆1232億円だった。
 団体保険の保有契約業績(保障額等)は国内計で同0.9%増の109兆7260億円。日本生命は同1.4%増の96兆8411億円、三井生命が同2.8%減の12兆8849億円となった。団体年金保険(受託資産等)は日本生命、三井生命、マスミューチュアル生命、ニッセイアセットマネジメントの投資顧問残高(2兆3648億円)、確定拠出年金の投資信託(日本生命販社分4117億円)の合計値が同0.7%増の16兆5076億円となった。
 連結経常収益は前年同期比1.2%増の1兆8851億円で、保険料等収入は同0.5%減の1兆3369億円、資産運用収益は同0.9%増の4674億円だった。経常費用は同0.9%増の1兆7735億円で、保険金等支払金は同2.3%増の1兆1393億円、資産運用費用は同2.9%増の1038億円、事業費は同5.4%増の2044億円となった。この結果、経常利益は同7%増の1116億円、四半期純剰余(利益)は同48.5%増の739億円となった。
 総資産は連結ベースで前年度末比4.8%増の77兆9812億円、責任準備金は同4.3%増の62兆7365億円だった。連結ソルベンシー・マージン比率は971.8%で同3.8ポイント上昇した。実質純資産額は連結ベースで同1.4%増の18兆3884億円となった。
 日本生命単体で時価のある有価証券は10兆8204億円となり、前年度末との差異は2730億円となった。自己資本は6兆496億円で、同2305億円増加した。