◆本紙調査、銀行窓販・個人年金販売ランキング発表[2011年]
 銀行窓販での個人年金保険の総販売額(2002年10月から10年9月までの変額年金、円建て・外貨建て定額年金の合計)が29兆1542億円に達したことが本紙の調査で明らかになった。10年度上半期の販売額は1兆1693億円で、会社別では富国生命グループが4位からトップへ浮上。2位第一生命グループ、3位アリコジャパン、4位明治安田生命、5位三井住友海上メットライフ生命と続き、いずれも1000億円を突破した。6位に東京海上日動フィナンシャル生命が追い上げ、7位にはアリアンツ生命が浮上した。この結果、総販売額順位では引き続きアリコジャパンがトップ。2〜5位も前回と同様、ハートフォード生命、三井住友海上メットライフ生命、住友生命、東京海上日動フィナンシャル生命が続いた。商品種類別に見ると、変額年金のシェアは引き続き減少。今回、初めて円建て定額年金のシェアが16.1%となり、外貨建て定額年金の15.9%を上回った。
 窓販第1次解禁後8年間の個人年金保険の総販売額29兆1542億円の内訳を見ると、変額年金が19兆8405億円(シェア68.0%)、円建て定額年金が4兆6741億円(同16.1%)、外貨建て定額年金が4兆6395億円(同15.9%)となり、円建て定額年金のニーズが徐々に高まっている。総販売額が最も多いのはアリコジャパンで3兆8466億円。変額年金の有力会社のシェアは、最高でも13%台にとどまり、09年度下半期に比べて若干ダウンした。
 10年度上半期(10年4月〜同9月)の数字を見ると、富国生命・フコクしんらい生命のグループが円建て定額年金の拡販により3277億円とトップに躍り出た。第一生命・第一フロンティア生命のグループが1366億円で2位、アリコジャパンが外貨建て定額年金の拡販により1205億円で3位となった。
 6〜10位の順位を見ると、東京海上日動フィナンシャル生命が984億円億円で6位となり、09年度下半期に11位だったアリアンツ生命は変額年金の拡販で659億円と7位にランクアップした。以下、8位日本生命536億円、9位アクサ生命356億円、10位マスミューチュアル生命276億円と続く。金融危機を受け、有力会社による変額年金の販売休止の影響が残っているが、徐々に販売を再開する動きも出ており、今後の展開が注目される。
 円建て定額年金は、累計販売額で1兆1420億円の富国生命・フコクしんらい生命グループが1位を堅持。10年度上半期の販売額も唯一3000億円を突破してトップとなった。累計販売額では、マスミューチュアル生命が8134億円で2位、日本生命が7934億円で3位。1〜9位までの順位は変わらないが、10位に朝日生命が登場した。10年度上半期で見ると、2位明治安田生命622億円、3位日本生命536億円、4位マスミューチュアル生命272億円、5位第一生命・第一フロンティア生命グループ143億円。
 一方、外貨建て定額年金はアリコジャパンが累計販売額3兆2453億円(シェア69.9%)と全体の7割を占め、10年度上半期で見ても1178億円と09年度下半期比で255%増となった。続いて三井住友海上メットライフ生命が709億円となった。
 10年度上半期の商品種類別シェアを見ると、変額年金68.0%、円建て定額年金16.1%、外貨建て定額年金15.9%となり、09年度下半期に比べて変額年金のシェアが1.3%縮小し、円建て定額年金は1.2%シェアを拡大した。一方、外貨建て定額年金のシェアは微増。市場動向が円建て定額年金にシフトしている状況があらためて浮き彫りになった。