保険業界戦後70年史 生保と損保―成長と激動の軌跡
著者 九條 守 著  協力 菊地 浩之
出版社 保険毎日新聞社
発行日 2018年7月18日
体裁・価格 本体3000円/税込3240円/送料450円+税
A5判/368ページ
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 日本経済の戦後の歩みをたどるとき、およそ戦争直後からの50年間の「成長の時代」とそれ以降から現在に至るまでの20年間余の「激動の時代」とにまとめることができ、保険業界の戦後の変遷もこれとパラレルに捉えられる。
 本書は、保険業界における戦後70年間の歩みを振り返ることを目的に、内容を「成長の時代」(第1章)、「「激動の時代」の到来」(第2章)、「これからの保険業界」(第3章)の3つのカテゴリーに分け生保と損保の成長と激動の軌跡を時系列に沿って跡づけたものである。

■本書の内容:
第1章「成長の時代」− 戦後からバブル期までの歩み
第1節 戦後体制の構築
1.甚大な戦争被害
2.独占禁止法公布と料率算定会の設立
3.保険募集の取締りに関する法律の整備
4.保険会社の再建
5.生損保「20社体制」
6.「護送船団方式」の時代
第2節 損害保険業界の「成長の時代」
1.復興期の終盤における質的な改善
2.高度経済成長の時代から自由化を迎えるまで
第3節 生命保険業界の「成長の時代」
1.生命保険の募集形態
2.生保商品の変遷
3.外資系保険会社の上陸
第2章 「激動の時代」の到来 ― バブル崩壊と自由化による破綻・合併の時代へ
第1節 日米構造協議がもたらした保険業界の自由化
1.日米構造協議・日米包括経済協議
2.日米保険協議
第2節 自由化の矢先に起きた独占禁止法違反事件
1.日本機械保険連盟による独占禁止法違反の内容
2.日本機械保険連盟の設立経緯
3.排除勧告と課徴金納付命令
第3節 日本版「金融ビッグバン」
1.生損保相互乗り入れ
2.損保料率の自由化
3.競争の時代への突入(コンバインド・レシオの重視)
4.損害保険代理店での投資信託の販売
5.代理・代行業務の解禁
6.保険の銀行窓販の開始
第4節 生保破綻のはじまり
1.戦後初、生命保険会社の破綻
2.続出する中堅生命保険会社の破綻
3.破綻を免れた中堅生命保険会社
第5節 損保業界の第一次再編
1.メガバンク再編
2.中小損保の経営危機
3.合併・統合ラッシュ
第3章 これからの保険業界 − 質的能力向上の時代へ
第1節 販売チャネルの多様化
1.旧来型販売チャネルの衰退
2.損保代理店の試練
3.新しい販売チャネル
第2節 海外進出
1.損害保険会社の海外進出
2.生命保険会社の海外進出
第3節 厳格なコンプライアンスへの対応
1.金融庁検査の変化
2.保険金不払い問題
3.火災保険の構造級別判定誤り問題
4.「保険商品の販売勧誘に関するあり方検討チーム」の検討
5.約款文言の改正
6.「契約概要」「注意喚起情報」の導入
7.「意向確認書面」の導入
8.比較販売を行う場合の禁止事項の明確化
9.金融商品取引法の制定
10.100年ぶりの保険法の改正
11.保険代理店への直接入検
12.委託型募集人問題
第4節 新たな保険会社
1.少額短期保険の誕生
2.かんぽ生命保険の誕生
3.ネット生保の誕生とその成長性
第5節 生損保再編の第二幕
1.生保の合併・破綻
2.損保業界の第二次再編 - 三メガ損保時代へ
第6節 生損保相互参入の結末
第7節 保険募集人の試練の時代
1.保険業法改正
2.これからの保険募集人のあり方
「あとがき」
●保険業界 年表