交通事故における素因減額問題
著者 小賀野晶一・栗宇一樹・古笛恵子 編
出版社 保険毎日新聞社
発行日 2014年8月28日
体裁・価格 本体4600円/税込4968円/送料350円/B5判/402ページ
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 交通事故の損害賠償が裁判で争われる場合、往々にしていわゆる素因減額が問題となる。被害者のもともとの素因に基づく損害の分だけ賠償額を割合的に減ずるもので、わが国の裁判実務では広く採用されている。本書は、この素因減額に焦点をあて理論と実務の両面から解説するとともに、多くの判例を収集し分析したものである。理論面では第一人者の小賀野晶一中央大学教授が解説、実務面の解説や判例収集・分析は日弁連交通事故相談センターに属する弁護士が中心になって作業にあたった。法理ばかりでなく広範囲な医学的知見も必要とされる素因減額問題の全体像を理解するための好適書。

本書の主な内容

【第1編理論編】
1はじめに
2不法行為損害賠償制度と相当因果関係論
3判例における割合的認定論
4学説の視点
5素因減額の根拠
6素因減額と要件事実論
7割合的認定論の展望
【第2編実務編】
第1章損害の公平な分担
第2章素因減額における素因
第3章素因減額の方法
第4章素因減額をめぐる裁判例
第5章素因減額の判断基準
【第3編判例編】
第1章体質的素因
第2章心因的要因
第3章素因減額否定例
第4章因果関係否定例