<06/08/21> 来店型店舗戦略
来店型のビジネスがここのところクローズアップされている。かつては、特に生命保険の場合、顧客が来店の上、保険加入を申し出るというのは普通ではない申込とみなされていた。それは、何らかのネガティブ因子を自覚していながら保険加入の意思を持っていると推測されていたからである。
 しかし、その思想は平成16年に大阪に本拠をもつアドバンスクリエイトの「保険市場(ほけんいちば)」によって大きく修正されることとなった。「保険市場」は多くの保険会社の乗り合いで構成されている代理店で、地方の大手スーパーの一角をショップとして全国展開しており、月平均5店舗の拡大をなしている。取り扱っている商品も医療保険・がん保険などの第三分野のみならず、本格的なライフプランを必要とする商品まで様々である。また非対面では扱いきれない証券診断などのサービスも行っている。
 このほかカカクコムが来店型のショップを展開し、更に各保険会社も独自の来店型のショップを設けるようになってきた。
(2006年8月4日 日刊 1面) 保険用語研究会